今回、私たちはSupremeTechとして初のフィリピン出張に行ってまいりました。
訪問先は、標高が高く涼しい気候で留学先としても人気の「バギオ」と、観光地として知られる「セブ」の2都市です。バギオに4日間、セブに3日間、合計1週間の日程で訪問しました。

この出張の主な目的は、次の2点です。

  • 日本人ビジネスアナリスト(BA)採用に向けた語学学校の訪問
  • 留学生向けの「海外就職セミナー」の開催

現地の語学学校スタッフや留学生の方々と直接お話しする中で、リアルな課題や想いに触れ、私たち自身にとっても学びの多い時間となりました。

留学後は帰国して国内で就職する方が多く、せっかくの海外志向を活かしきれていないケースも少なくありません。また、「海外で働く」といえばオーストラリアやカナダなどの英語圏を思い浮かべる方が多く、ASEAN、特にベトナムのような新興国で働くという選択肢は、まだあまり知られていません。
そこで今回の出張では、語学学校の生徒やスタッフの皆さまに「ASEANで働く」という新たなキャリアの選択肢をお届けしたいと考えました。語学留学という貴重な経験を「勉強期間」で終わらせず、その先のキャリアにつなげる。そんな一歩を一緒に考えるきっかけになればという思いで訪問しました。

SupremeTechとビジネスアナリスト(BA)という仕事

SupremeTechは、ベトナム・ダナンを拠点にWebサービス開発やAI活用支援を手がけるテクノロジー企業です。日本のクライアントとベトナムのエンジニアチームをつなぐオフショア開発を主軸に事業を展開しています。

なかでも、日本人ビジネスアナリスト(BA)の役割は非常に重要です。
単に言語を訳すだけでなく、お客様の要望を丁寧に聞き取り、仕様として整理し、開発チームにわかりやすく伝える「橋渡し役」を担います。語学力に加え、論理的思考力、異文化理解、柔軟なコミュニケーション力が求められます。

実際、当社で活躍する日本人BAの多くが、フィリピンの語学学校で英語を学んだ経験を持っています。語学留学で得たスキルを強みに、ベトナムでの仕事に挑戦し、キャリアを築いている方々です。一方で、語学留学を経て帰国し、国内での就職を選ぶ方も少なくありません。私たちは、フィリピン留学で培った海外志向や経験を、より活かせるフィールドが当社にあると考えています。

「海外就職」という選択肢をもっと身近に

今回のセミナーで最も伝えたかったのは、「IT企業への海外就職は、特別な人だけのものではない」ということです。

実際に、多くの学校担当者や生徒の皆さまから、

  • 「自分の英語力でやっていけるのか不安」
  • 「業界経験がない自分でも挑戦できるのか」

という声をいただきました。

しかし私たちが本当に大切にしているのは、「今どれだけできるか」ではなく、「これから一緒に成長できるか」です。最初から完璧な人はいません。

そして、ベトナムのような新興国には、柔軟に挑戦できる環境があります。
「やってみたい」という気持ちを持つ人にこそ、チャンスがあると実感しています。

セミナーでは、現地で働く日本人のリアルな声や業務内容、求められるスキルなどを、できるだけ具体的にお話ししました。「海外で働く」という選択肢を、少しでも現実的に感じていただけるきっかけになっていればうれしく思います。

語学留学を「ゴール」ではなく「スタート」に。
その先にあるキャリアの可能性を、今後も一緒に考えていきたいと思っています。

留学生との対話から感じたこと

語学学校のスタッフや、セミナーに参加いただいた留学生との対話を通じて、改めて感じたことは次のとおりです。

  • 海外で働くことに興味はあっても、現実的な一歩を踏み出せない方が多い
  • 判断材料となる「情報」や、行動を起こす「きっかけ」が不足している
  • 将来に真剣に向き合っている方が多く、どの方にも大きな可能性を感じた

「何かを変えたい」「一歩踏み出したい」。
そう考えている方々にとって、今回のセミナーや対話が少しでも背中を押すきっかけになっていれば幸いです。

なぜベトナムなのか――オフショア開発の最前線から

「なぜベトナムなのか」「オフショア開発は実際どうなのか」と疑問をお持ちの方も多いと思います。私たちがベトナムを拠点にしている理由は、大きく3つあります。

① グローバルIT人材の現実的な受け皿
日本企業のIT人材不足を背景に、アジア各国とのオフショア開発が広がっています。なかでもベトナムは日本との親和性が高く、技術力・コスト・人材のバランスが取れた国として注目されています。

② 若手にチャンスが多い市場
ベトナムは人口の約6割が35歳以下という非常に若い国です。急成長するIT市場の中で、若手にも大きなチャンスがあり、早い段階から実践的な経験を積めます。

③ 生活・文化面での安心感
日本との時差はわずか2時間。食事や生活コストの面でも暮らしやすく、親日的で穏やかな国民性も日本人にとってなじみやすいポイントです。当社が拠点を置くダナンは海と山に囲まれた落ち着いた環境で、仕事とプライベートを両立しやすい都市です。

最後に

今回の出張とセミナーは、私たちにとっても大きな挑戦でした。
現地の語学学校を訪れ、留学生の皆さまと直接お話しするなかで、多くの気づきや学び、そして新たなつながりを得ることができました。この経験を今後の採用活動に活かしながら、語学学校との関係も引き続き大切にしていきます。

「海外就職は特別な人のものではない」
「挑戦のきっかけは、案外すぐそばにある」

こうしたメッセージを、これからも発信し続けていきます。

今後は学校との連携をさらに深め、次の訪問や新たな取り組みにつなげていきたいと考えています。再びフィリピンを訪れ、語学学校の皆さまや留学生と直接交流できる機会を楽しみにしています。今回の出会いが誰かにとっての新しい一歩となり、将来一緒に働けるご縁につながれば何よりです。

ビジネスアナリスト(BA)の仕事や海外でのキャリアに少しでもご興味がありましたら、ぜひ[こちらの採用情報]をご覧ください。「もっと詳しく話を聞きたい」「自分にもできるか相談したい」という方には、オンラインでのカジュアル面談も行っています。

皆さんのチャレンジを、心から応援しています。

ギャラリー

バギオ編

API BECI(EOPキャンパス)

API BECIの学生マネージャーとの対談の様子

最初に訪問したのは、緑豊かな山の中腹にあるAPI BECIです。
校舎は清潔感があり、リゾートのような開放感と学習環境がうまく融合しているのが印象的でした。

学生マネージャーの方と、今後の連携の可能性についてお話ししました。

JIC(プレミアムキャンパス)

JICプレミアムキャンパスの開放的な食堂
JICプレミアムキャンパスから望むバギオの景色

今回は、JICの中でも「プレミアムキャンパス」を訪問しました。
校舎は緑に囲まれた静かな環境にあり、広々とした敷地にはカフェ、ジム、コンビニなど生活に便利な施設が整っています。特に食堂は開放感があり、景色も抜群です。私たちもバイキング形式の食事をいただきましたが、味・ボリュームともに大満足でした。

リゾートのような快適な雰囲気の中で、学生たちは学習に集中していました。JICでは、キャンパスごとにレベルや目的、予算に合わせた独自のコースを提供しており、オリジナル教材を使ったカリキュラムが特徴です。
今回の訪問では、英語×ITの学習プランでの将来的なコラボレーションについても、現地の担当者の方と前向きな意見交換ができました。

PINES(メインキャンパス)

PINESメインキャンパスの校舎外観

最後に訪れたのは、バギオの老舗語学学校「PINES(パインス)」です。
2001年から続く実績ある学校で、2018年に新キャンパスへ移転してからは、より快適で学びやすい環境が整えられています。

キャンパスはバギオ最大のショッピングモール「SM City Baguio」から車で10分ほどの場所にあり、少し歩けば緑豊かな公園もあります。校内には教室と寮が併設されているため通学の必要がなく、ジムやラウンジなどの共用スペースも充実しています。

校舎内は落ち着いた雰囲気で、集中して勉強できる空間設計がされています。実際に訪れてみて感じたのは、「大人がしっかり学べる環境がある」ということ。生徒の中には、社会人経験者や転職を見据えて英語力を伸ばそうとしている方も多く、キャリアに対する意識の高さが印象的でした。

セブ編

B’Cebu

B’Cebuの受付

セブで最初に訪れたのは、2023年にマクタン島に新設された語学学校B’Cebu(ビーセブ)です。
バギオで20年以上の実績を持つ老舗校「API BECI」の姉妹校として誕生しました。到着してまず感じたのは、リゾートホテルのような開放感あふれるキャンパスであることです。
清潔感のある校舎や寮に加えて、ジム・カフェ・売店など生活設備も充実しています。バギオの落ち着いた学習環境とは対照的に、B’Cebuではリゾートの雰囲気とアクティビティ、語学学習が融合した、新しい留学スタイルを感じることができました。

B’Cebuのグループ校を紹介する壁面「The Way We Go」

さらにうれしい発見だったのが、韓国人オーナーの方と直接お話しできたことです。B’Cebuは、ベトナム・ホイアンにもグループ校「B’Hoian」を展開しているとのこと。
当社のあるダナンとも地理的に近く、今後のコラボレーションも楽しみなご縁となりました。

B’Cebuのダイビング用プール

さらに、ダイビング専用プールも完備しています。希望すればダイビングの資格も取得でき、英語学習とリゾート体験を両立できる新しいスタイルの語学留学を提供しています。

B’Cebuのバイキング形式の食堂

食事はバイキング形式で、各国から集まる生徒に合わせた豊富なメニューが用意されていました。私たちも実際にいただきましたが、とてもおいしかったです。

Curious World Academy(CWA)

Curious World Academy(CWA Cebu)の受付

最後に訪問したのは、Curious World Academyです。
急な訪問となりましたが、現地マネージャーとの面談や施設見学を通して、学校の雰囲気をしっかり感じることができました。比較的新しい学校ながら、洗練された施設と実践重視のプログラムで人気を集めており、校内はとても落ち着いた空間です。オンとオフを切り替えて集中して学びたい方にぴったりの環境だと感じました。プールなどの施設も完備されており、快適さと学習環境のバランスが取れたキャンパス設計も魅力です。
生徒は若い方が多く、将来のキャリアや人生設計を見据えて留学している印象を受けました。今後の可能性を感じる有意義な訪問となりました。

CWAでのセミナーで話すSupremeTechのメンバー